グルコサミン誘導体
天然物由来材料を用いた、新規異種界面接合接着剤へのアプローチ
【効果】
金属表面などへの強い接着性を示すことが知られているカテコール基の導入により、異種界面を接合する構造が得られると期待される。また、光二量化が知られているカフェ酸基により、光照射架橋による接着性向上を発揮するものと考えられる。天然由来化合物で構成されているため、環境適応性および生体適合性を有する事も特徴である。
【希望】
本テーマはアーリーステージのシーズテーマであるものの、本新規化合物を用いて、幅広い材料への実用化を目指す事に御興味のある企業様を探している。
文献番号 | 特開2019-052112 |
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資料請求番号 | 18080005 |
用途 | この種の接着ポリマーは、ガラスや金属等の異種材料の接着が期待できるだけではなく、濡れた表面での接着も期待される為、医療用接着剤および生体接着剤シーラントなどへの活用を想定する。 |
技術内容 | 天然物由来グルコサミンとカフェ酸に着目し、新規ポリアミド系誘導体を開発した。分子設計を行う事により、アミド基に含まれる水素結合性による接着力向上と共に、カフェ酸に含まれる、ジフェノール性水酸基が、接着性天然タンパク質と類似構造である為、水中接着力付与できると想定した。さらに、光反応性カフェ酸が存在する為、光照射による二重結合架橋により、接着力の向上が期待される。この新規化合物は異種界面接着や接着に適した官能基、光重合可能なビニル基、さらにグルコサミン骨格由来のアミド骨格から構成される化合物で、様々な応用展開が期待される。 |
権利者 | 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 |
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(敬称略)