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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

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リベットによる板材の接合方法、接合構造

自己穿孔リベットによるFRPの低コスト・短時間接合

リベットによる板材の接合方法、接合構造

(1)これまでは穴あけ加工が必要であり、接着剤では硬化に時間がかかりました。本方法を用いると、FRPの接合は数秒で完了します。
(2)FRPとFRPのみならず、FRPと金属との接合も可能になります。
(3)本リベットはボルト・ナットより低コストです。

【特徴】
FRP同士だけではなく,異種接合(FRPと金属)の接合も可能です。

文献番号特許第5838537号、米国特許第9555466号
資料請求番号13110010
用途FRPを使用するすべての分野
(自動車、航空機、鉄道車両、船舶、土木建築、生活用品)
技術内容〝繊維強化プラスチック(FRP)〟は金属と比較して軽量でありながら強く、また腐食しない材料であるため、様々な分野で使用されています。特に、自動車産業においては、軽量化のために金属からFRPへの材料置換が進められています。しかし、金属におけるスポット溶接のように、簡易かつ短時間で接合する方法が存在しないことが問題となっています。
そこで、図1のように2つのカラーを介してFRPに面圧を加えながら、本リベットによりFRPを穿孔、リベット先端をかしめた、FRP用の低コスト・短時間接合方法を開発しました。

この方法ではFRPに事前の穴あけ加工が不要でありかつ瞬時に接合が可能となります。以下、利点となります。
(1)本リベットにより、FRPにはほとんど損傷を生じることなく、瞬時に接合が可能です。図2aがこれまでのリベット、図2bは本リベットで接合したFRPの断面写真です。瞬間的に穿孔しているにも関わらず、本手法ではFRPにほとんど損傷を生じないことがわかります。
(2)本リベットで接合した場合の引張継手強度は、事前に穴開け加工してボルト・ナットで接合した場合と同等以上です。(図3)
(3)疲労試験により、繰り返し負荷が加わる場合でも本リベットは強固にFRPを接合することを示しました。(図4)
権利者学校法人日本大学
福井鋲螺株式会社
権利者関連リンク化合物、分散剤、複合体、分散液、および複合体の製造方法
電気化学測定装置
脳活動状態モニタリング装置、脳活動状態モニタリングプログラム及び脳活動状態モニタリング方法
保定具
ガス濃度の変化の検出材料及びガス濃度の変化の検出方法
動力生成システム及び発電システム
チョウバエ発生抑制装置
量子断層撮影装置
レーザ光による無機材料の切断方法及び無機材料の切断装置
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(敬称略)

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