耐熱磁気センサ
高温環境(200-600℃)で利用可能な小型の磁気センサ

【効果】
本発明の耐熱磁気センサは、磁気コアにキュリー温度が600℃以上のCo-Fe系材料(例えば、パーメンジュール)等を使用し、磁気コア形状、コイル配置位置、検出原理について工夫を施すことにより、消費電流の増加を抑制し、小型化を可能とし、また、高温環境での磁界強度の測定を可能にし、更に、感磁素子に半導体を使用していないことから放射線環境での磁界強度の測定も可能にすることができた。
◎関連動画リンク
https://rdreview.jaea.go.jp/seeds/6-3.html
文献番号 | 特許第6206863号 |
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資料請求番号 | 19010009 |
用途 | ・高温環境での磁気測定 ・非破壊劣化診断 ・非接触型スイッチ |
技術内容 | 本発明は、軟磁性体により長方形状又は角丸長方形状のループ形状に形成され、その一部にくびれ部を備えた磁気コアに励磁コイルと検出コイルを巻回して構成し、励磁コイルに交番励磁電流を流し、検出コイルの出力電圧に基づいて磁気コアに作用している外部磁界の強度を200℃~600℃の高温環境で計測する耐熱磁気センサです。 磁気コアは、600℃以上のキュリー温度を有するCo-Fe系の軟磁性体で、検出コイルから出力される出力電圧の正/負ピーク間と負/正ピーク間の時間間隔差を評価することにより、外部磁界強度を測定します。素子の大きさは18×6×2mm程度の小型です。 |
権利者 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 日鉄住金テクノロジー株式会社 |
権利者関連リンク | 超音波による温度測定方法及び探傷方法、超音波による温度、欠陥の測定方法ならびにその測定装置 真空部品、これを用いた真空排気方法 |
(敬称略)