プラズマ温度制御装置
零下90℃~150℃まで、±1℃の精度で大気圧プラズマの温度が制御可能に!
生体をはじめとする熱に敏感なプラズマ対象対象物にも、熱の影響を与えることなくプラズマを照射することが可能となったことから、生体の直接殺菌や傷病部位の治癒促進など医療分野への応用が期待される。
一例では、豚の眼球から採取した角膜上皮に対して、プラズマを照射し病理像観察を行ったところ、従来のプラズマの照射では角膜上皮が損傷を受けたが、本技術による温度制御したプラズマの照射では、損傷が認められなかった。
【希望】
応用に向けた共同研究先や、ライセンシング先を模索中。
文献番号 | 特許第4611409号 |
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資料請求番号 | 14060007 |
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用途 | ・室温以下の超低温での大気圧プラズマ照射(火薬など) ・熱の影響を受けやすい、生体・食品などのプラズマ滅菌 ・低温下でのプラズマ化学合成など |
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技術内容 | 室温から100℃程度の低温の大気圧プラズマの生成が可能となったことから、大気圧プラズマの産業および医療応用が進んでいる。一般的なプラズマ装置では、放電電力を抑制して温度上昇を抑えるため、プラズマによる処理効果も同時に下がってしまい、また一意の温度に精密に制御することも不可能であった。本技術は、実測したプラズマの温度をもとに、プラズマ化する前のガスの温度をフィードバック制御することで、放電電力は一定のままプラズマ温度だけを、周辺環境の影響を受けず超精密に任意の温度に制御できるのが大きな特徴である。 |
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権利者 | 沖野 晃俊 |
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宮原 秀一 |
技術関連リンク |
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(敬称略)