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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

動力装置

折り畳み式垂直軸風車

動力装置

折畳み及び復旧動作がパッシブ方式によるものなので、突風時にも動作遅れによる事故発生はなく、風速が弱まれば自動的に復旧するので、折角の風を逃すこともなく稼働率を最高値に維持することが出来る。勿論外部からの制御によっての動作も可能であり、地上から低い位置に折りたたまれるので、メンテナンス時などの安全性を高めるうえでの効果も高い。
方向や強さの変動が大きい日本の風に最適であり、外国からの輸入風車に比べて細かい設計変更もしやすく、多くの優位性を有する。

文献番号特許第6398095号
資料請求番号19010010
用途電力の供給が難しい場所(島々、山間地)における汎用動力装置
技術内容【課題】
・自然エネルギー利用の機運・必要性はいよいよ高まっている。
・気候変動が大きくなっており、従来の風車が強風で破損する事故も増えている。
・しかし、より強い風に耐えるには現在の風車の改良又は再建設による置き換えが必要で今後、技術的限界およびコストアップという大きな課題となっている。
・強風時に自動的にコンパクトに折りたたむ新しい風車技術で今後この問題を解決する。
【発明の概要】
一定以上の強風が吹いた時、自動的にコンパクトに折りたたまれて破損を防止する風車である。折畳み及び復旧動作は風力のみで自動的に行われるパッシブ方式である。風車の形式は垂直軸型であり、360度どちらからの風でも回転し、風向きが変化しても回転力が低下することはない。また、特殊な形状の翼断面と前縁のスラットによって微風での滑らかな起動特性を実現している。
【原理】
一定以上の風が回転翼に当たると特殊な翼型と前縁に設けたスラットによって生じる強い回転力が回転部全体に生じる。この回転力の強さが一定以上になると翼が円周方向に折りたたまれる構造となっている。翼が傾いた状態でパワーコントロールされている状態での回転が可能である。一見消極的なパッシブ方式は、応答遅れがなく価格が安い。折りたたんだ翼は回転円周上の低い位置に収納されるため、安全である。風速が弱まれば当然自動的に垂直の位置まで復旧する。
権利者上野 康男
学校法人日本大学
権利者関連リンク自動車用空気抵抗低減装置
スラスト軸受
鼻孔用カニューラ補助装置
動力装置:PDFダウンロード

(敬称略)

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