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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

殺軟体動物剤

ボウフラ、ジャンボタニシ、ナメクジの駆除に効果的な食毒性タンパク質

殺軟体動物剤

ボウフラに対して強い殺虫力がある。従来のBT剤にも同様の作用があるが、Cr y46Abはそれらより強い殺虫力を示す。また、BT剤と併用することもできる。
ジャンボタニシに対して強い致死性を示す。Cry46Abは不溶性のタンパク質顆粒として調製できるので、水中に生息するジャンボタニシにも摂取させることができる。殻長3mmの稚貝に対し、LC50=0.3μg/mLの毒性がある。
チャコウラナメクジにも致死性を示す。農地から家庭菜園まで一般的に見られるチャコウラナメクジにも食毒性を示す。従来の駆除剤と異なり、湿った場所でも使用できる。

文献番号特許第6873470号
資料請求番号17080005
用途ボウフラ、ジャンボタニシ、チャコウラナメクジの駆除
技術内容Cry46Abは土壌細菌バチルス・チューリンゲンシスTK-E6株由来のタンパク質で、ボウフラや貝類の他、ミジンコ、イトミミズなどにも致死作用があるが、メダカやセンチュウ(C.elegance)には毒性を示さない。Cry46AbはBtの発現系を用いると不溶性のタンパク質顆粒として調製することができるので、水中散布しても希釈や流失せず、水生有害生物の駆除に効果的である。また、湿った環境でも用いることができる。
Cry46Abのアミノ酸配列類似性から推測される立体構造はβ型膜孔形成毒素のライセニンやアエロリシンと似ているが、毒性発現はBT剤として用いられるCryタンパク質と同様の作用機構が考えられる。
Cry46Abは、当初ガン細胞特異的な細胞損傷作用を示すパラスポリンのひとつとして単離されたためParasporin2Abの呼び名も持つ。パラスポリンとして使用するにはCry46Abをヒトが持たない酵素で人為的に活性化する必要があり、したがってCry46Abをヒトが食べても毒性は生じない。
権利者学校法人 近畿大学
権利者関連リンク樹脂製マイクロニードルとその形成方法および3次元パターンの形成方法
歩行車
着脱可能な増設部屋
穿刺トレーニングシミュレータ及び人工透析シミュレータ
殺軟体動物剤:PDFダウンロード

(敬称略)

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