反射構造体、機器、及び反射構造体の製造方法
円偏光選択性を持ち、非対称な反射型回折光学素子

本素子は特定の円偏光のみを反射し、反対の円偏光を透過するため、後ろが透けて見える。例えば折り返しミラー用途で、反射させたい光を円偏光としておけば、外場から入射する非偏光は50%程度透過させながら、50%以上の反射率を実現できる。したがって、光の利用効率の高い光学系を構築することができる。
文献番号 | 特許第6434140号 |
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資料請求番号 | 17080002 |
用途 | スマートグラスやヘッドアップディスプレイなどの折り返しミラー、偏光依存型光学系用ミラー、光アイソレータ―、透明なプロジェクションスクリーン、セキュリティホログラム |
技術内容 | コレステリック液晶と呼ばれる液晶では棒状分子が自発的に螺旋状の配列を形成し、入射する円偏光に対してブラッグ反射を示す。 従来、コレステリック液晶は単純な反射鏡としての役割しか持たなかったが、コレステリック液晶のらせん構造を空間的にパターニングすることで、反射光の波面を自在に設計できるようになった。反射型であるため、素子の表裏で特性を非対称にすることができ、また、透過成分は位相変化を受けずに直進するため、偏光を利用した光学素子への応用が期待できる。 |
権利者 | 国立大学法人 大阪大学 |
権利者関連リンク | 赤色発光半導体素子および赤色発光半導体素子の製造方法 電磁波のビーム観測方法及び観測システム |
(敬称略)