空調システム
省エネ除湿システム 「RECODRY」

ローター型除湿機では、前述の通り、再生部分で大量の加熱エネルギーが使われているが、「RECODRY」では、この加熱エネルギーおよびCO2排出量を10~30%削減できる。
文献番号 | 特許第5297289号 |
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資料請求番号 | 11110008 |
用途 | リチウムイオン電池製造、製薬、食品、樹脂加工など低湿度環境が必要で、ローター型除湿機を使用する分野に広く応用することができる。既存の設備も容易に改修することができる。 |
技術内容 | 低湿度環境を実現するために使われる回転ハニカムローター型除湿機は、 ①対象空気中の水分をハニカムローター(以下ローター)で吸着除去する処理部 ②水分を含んだローターを140℃程度の高温空気で乾燥させる再生部 ③再生部と処理部の間でローターと空気間で熱交換をおこなうパージ部で構成され、連続的に低湿度空気を供給している。 既に②の再生空気加熱部分での省エネルギー手法として、ⅰ)ローター回転数制御、ⅱ)再生空気量制御、ⅲ)再生空気温度制御 などが提案されているが、ローターは回転数が7~10回/h程度と遅く熱容量も大きいため、これらの手法では外気や室内の水分負荷変動に即時には追従できず有効な省エネルギー手法とはならなかった。 「RECODRY」は細線で構成された従来の一般的な設備に対し、太線部の露点温度センサー、再生排気の戻りダクト、モーターダンパおよびコントローラを追加することで、ローター回転数、再生空気量や温度は固定とし、高温の再生排気を循環再利用することで再生ヒーターの加熱量を削減することが可能である。 |
権利者 | 株式会社 テクノ菱和 |
権利者関連リンク | 空調システム ガス除去システム |
(敬称略)