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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

環境応力亀裂試験用治具
プラスチック部材の耐環境応力割れを評価する1/4楕円治具

【効果】
実使用環境化でプラスチック成形品が環境応力割れ破壊を起こすことを未然に防止し、対策を取ることができます。具体的には、①この治具を用いることで、様々な素材に対して平等な評価結果を安定的に得ることができます。②判定基準となる亀裂位置が、治具に刻まれた目盛りから簡単に評価できます。③難燃性を評価する試験片(UL規格)をそのまま用いて、耐環境応力割れ性を評価することができます。
【希望】
製品を購入しませんか。
評価結果を共有し、一緒にデータベースを作成しませんか。
文献番号 | 意匠登録第1474203号 |
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資料請求番号 | 19010007 |
用途 | 2つの大きな用途があります。 ①プラスチック製品設計時の素材選定のためのスクリーニング(素材の耐薬品性) ②成形品の実使用環境化における環境応力割れ性評価(成形加工時の残留ひずみ対策) |
技術内容 | 市場製品の環境応力割れによるトラブルはプラスチック部材のトラブルの最大要因であり、全体の1/3を占めるといわれています。1/4楕円法は古くから使われている耐環境応力割れ性評価方法ですが、規格などで定められた方法や基準がないため、各社が独自の治具を作製し自社基準に基づいて評価しています。大阪ガスでは、新たに1/4楕円治具を開発しました。1/4楕円治具は、楕円形状をした平面に評価対象部材を装着することで、そのひずみを連続的に変えることができる装置です。治具に装着した評価対象部材の表面に環境液を接触させることで、対象部材がその環境液に対して有する臨界ひずみを測定できます。開発した治具は以下の特徴を備えています。 ・プラスチック片を挿入するスリット ・ガイドと呼ばれる試験片を押さえる空洞のプレート ・ひずみ値を示す目盛り 特定の形状の試験片に限定し、スリットやガイドを装備することで、試験片を正確かつ簡便に治具に固定するとともに、ガイドの空洞部を通してクラックの位置を確認し、その目盛りを読むことで臨界ひずみの大きさを容易に把握できます。また楕円本体は、軽量化のため円弧状の空洞を設けています。 |
権利者 | 大阪瓦斯株式会社 |
(敬称略)
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