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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

形状記憶合金を用いた駆動機構及びこの駆動機構を備える装置

大ストローク・低消費電力・狭ピッチ「触覚ディスプレイ」

形状記憶合金を用いた駆動機構及びこの駆動機構を備える装置

【効果】
形状記憶合金アクチュエータと磁気ラッチの組み合わせにより、大ストローク化(2mm以上の突出)、ピン位置を固定するための消費電力ゼロの実現、1.27mmまでの狭ピッチ化が可能となる。

【PR】
本技術は、直径0.2mmの形状記憶合金コイルを用いたリニアアクチュエータの応用です。2mm以上の変位をもち、1.2mm以
下の高密度ピッチが可能です。静止状態では消費電力が不要な磁気ラッチも備えています。本件は、現在JSTが特許権を保有しており、ライセンス先を探しています。

文献番号特許第4465684号
資料請求番号19010006
用途点字・簡易文字・図形等を表示する「点字ディスプレイ」「視覚障害者用触覚ディスプレイ」「内視鏡の焦点位置調節機能」「ラッチ機構を備えた能動屈曲機構」「3次元触覚ディスプレイ」など。
技術内容本ディスプレイでは、上下するピンの駆動に形状記憶合金(SMA)コイルを使用している。従来技術では、上下するピン位置を固定する間、電力が供給され続けることより発熱し、それが隣のSMAコイルにも伝わるため、狭ピッチが難しく、消費電力が高いという課題があった。そのため、駆動部の上に、ピンが上下した状態で固定(ラッチ)されるための機構を設け、ピンに取り付けた磁性体チューブをラッチ部に取り付けた永久磁石が吸着するようにした。それにより、ピン位置を固定するための消費電力及び熱の発生を抑え、狭ピッチも可能とした。
権利者国立研究開発法人科学技術研究機構、江刺正喜、芳賀洋一
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(敬称略)

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