自己修復型配線及び伸縮デバイス
断線を自己修復可能な金属配線
想定外の変形が加わり電気配線が断線した際に、断線幅の大きさや場所を知らずとも自己修復することができ、電子素子を交換することなく使い続けることができる。
交換が困難な環境や、IoTデバイスの様に数が多く交換コストが高い場合に特に効果を発揮すると考えられる。
文献番号 | 特許第6507148号 |
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資料請求番号 | 17080001 |
用途 | ・曲げたり伸ばしたりするフレキシブルデバイスの電気配線 ・建物や構造体のコンクリート壁内など交換が困難な場所に組み込まれたセンサなどの電気配線 |
技術内容 | 電気配線が断線した際に、断線部を選択的に修復する技術に関する。柔軟基板上の配線構造として、金属配線(固体)と、金属配線を覆うように金属ナノ粒子または金属イオンを含む液体を封止したハイブリッド構造を用いる。曲げや伸びによって金属配線部に断線が生じた場合、配線に印加されている電圧により断線部のみに電界が生じ、電解メッキやナノ粒子の電界トラップにより断線部を架橋することで配線が修復される。 または、金属配線部分とその下地層の表面とを分子修飾することで、静電力で金属ナノ粒子を移動させ修復する。 |
権利者 | 学校法人 早稲田大学 |
(敬称略)