スピーカ及び音声再生装置
スピーカ固定部の振動の機械的抑制法を確立した。
結果としての音質向上は著しい。

【効果】
スピーカを取り付ける筐体に振動を抑制するための高強度や大質量が求められないことから、その設計や製作が極めて容易になる。音声を発生することに由来する筐体の揺れがないことから、設置についても特別な配慮が不要になる。筐体の強度や質量で抑制した従来の方式では得られない高品位の音声が発生できる。
【希望】
制振用のユニットの小型化、通常のスピーカの一部に制振機能を組み込んだユニットや既存のスピーカに装荷する制振用アタッチメント
◎関連動画リンク
https://www.youtube.com/watch?v=OpShIFAJW5I
文献番号 | 特開2019-213162 |
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資料請求番号 | 20100005 |
用途 | スピーカを使用して、高品位の音声を効率よく発生することを目的とするあらゆる局面で利用できる。 |
技術内容 | 2個のコーン型スピーカを背中合わせに固着し、これらのボイスコイルを直列に接続することで固定部に加わる力を零にできる。一方は聴取用で通常のスピーカ、他方は制振用である。制振用のボイスコイルに加わるローレンツ力を聴取用と反対向きで大きさを等しくすると、固定部には二つのボイスコイルに働くローレンツ力の二つの反作用が加わり相殺される。制振用は無音が望ましく、ソレノイドアクチュエータというべきものである。無音化のためには、振動部について、質量を大きく、振動方向を向く面の面積を極力小さくし、コーンは装備しない。 |
権利者 | 国立大学法人 室蘭工業大学 |
(敬称略)