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知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

知財戦略情報誌「NewテクノマートSO(創)」

ブナシメジ培養菌体が生産する揮発性物質を含有する抗菌剤

きのこの香りを農業に役立てる!

ブナシメジ培養菌体が生産する揮発性物質を含有する抗菌剤

【効果】
新規に見出したブナシメジ(Hypsizygus marmoreus)の培養菌糸体が生産する揮発性物質には、ナシ黒斑病菌、ナス灰色かび病菌、キュウリ炭疽病菌およびトマト褐色輪紋病菌等の植物病原菌に対して抗菌活性を示す効果があります。

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鳥取大学は、きのこの遺伝資源を収集し、研究、教育や産業に活用いただくため、広く菌株の分譲を行っています。きのこの利用、本発明を含めた他のきのこ種を用いた共同研究など、ご相談をお待ちしております。

文献番号特許第6304817号
資料請求番号18080004
用途本発明の抗菌剤や農薬は、揮発性物質であるため、ハウスや植物工場などの施設栽培、農作物収穫後の貯蔵倉庫などの施設内や、農作物出荷時のコンテナー内など流通過程における使用に有効です。また、本発明は、一般家庭、病院、公共施設などの閉鎖室内の防菌・除菌にも使用でき、換気によって容易に除去することができます。
技術内容本発明は、菌類が生産する抗菌物質を用いた抗菌剤および農薬、ならびに当該抗菌物質の製造方法に関するものです。具体的には、食用きのこであるブナシメジやブナハリタケが生産する揮発性物質の中から抗菌性を有する物質を見出し、当該化合物を製造することに成功しました。本化合物を用いて、安全性に配慮した収益性の高い農作物生産に用いる病害防除資材として利用することが期待できます。また、近年、農作物の病害防除資材としての殺菌剤は、微生物に対して殺菌的な抗菌作用を示すものが多く、その場合、耐性菌の出現という問題がしばしば発生しています。本発明における化合物は、植物病原菌に対して、静菌的な抗菌効果を示すことから、耐性菌が出現しにくいと考えられ、持続的な利用が期待できます。
権利者国立大学法人 鳥取大学
権利者関連リンク不揮発性半導体記憶装置および同装置の製造方法
生体信号解析装置、生体信号解析方法、生体信号解析プログラム
きのこの揮発性抗菌物質を用いた防菌・除菌技術
創傷治癒促進剤
新規ペースメーカ細胞
甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体アイソタイプ測定を用いたバセドウ病の病態診断キット及びバセドウ病の病態の診断方法
揚力型垂直軸風車の翼及び風車並びに発電装置
ラン科植物の発芽と共生を促進する技術
ブナシメジ培養菌体が生産する揮発性物質を含有する抗菌剤:PDFダウンロード

(敬称略)

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