サービス Technological Development 養殖技術開発

フジキン産チョウザメ(キャビア・フィッシュ)の特色

  • 完全閉鎖循環ろ過方式
  • 「ながれ」制御
  • ろ過槽逆洗浄システム開発

フジキンでは2008年(平成20年)に里美養魚場(茨城県常陸太田市)を取得しました。万博記念つくば先端事業所養殖プラントの約2倍の3000平方メートルの広さを持つ里美養魚場を取得することで、“超ちょうざめ”1万匹以上(稚魚を含む)を効率飼育できる体制を整え、“超ちょうざめ”の安定供給を進めています。

弊社では環境負荷を限りなく低減した状態で、チョウザメに最適な環境を作り出すことができ、施設内での世代交代を可能とすることができました。チョウザメ養殖施設には上水を源水とした完全閉鎖循環ろ過方式を採用。飼育水槽の水を生物ろ過槽にて浄化し、飼育水槽に戻すという、水リサイクル型の設備。弊社のながれ(流体)制御技術が存分に力を発揮し、高密度飼育を実現したのです。

「開発秘話!民間企業初 チョウザメ人工ふ化に成功に至るまで」

「開発秘話!民間企業初 チョウザメ人工ふ化に成功に至るまで」

徹底した水質管理

飼育環境を自然に近づけるため、元来の生息地であるロシアの大河にあわせた「ながれ」で水質を管理。魚にストレスを与えない環境で養殖を行っています。

マイクロチップで魚体管理

生まれていく稚魚の親ともマイクロチップで個体管理。フジキンの魚はお召し上がりいただく魚だけでなく、その親までも生態履歴をしっかりデータ管理しています。

Ecoへの貢献。養殖設備もエコ

オーガニック魚の生産実現

環境配慮型養殖施設「完全閉鎖循環濾過水槽」を採用!
持ち前の「流体制御技術」を駆使し、循環水にストレスがかからない「ながれ」を実現!
最少の機器で自然環境と調和し、リスクを軽減。
取水源が塩素で殺菌された上水なので基本的に病原菌の混入確率は極めて低いうえ、飼育水槽には魚の排泄物を餌として、これを分解浄化するニトロソモナス・ニトロゾバクター系の細菌が優占種となっているために、他の細菌が繁殖し難い環境になります。このため、弊社施設では投薬を一切必要としない「オーガニック魚」の生産を実現できています。

飼育水再利用による莫大な節水効果

飼育水は常に生物濾過槽で浄化されて再利用するため、外部からの注水は非常に少なく、濾過槽にて凝縮された汚泥を排出する「逆洗作業」に必要な水と、自然蒸発分を定期的に補充するだけで、総水量約800トンの弊社施設でも1日の平均注水量は約1トン、家庭用風呂換算で5~6杯分しか使用しません。一般の掛け流し方式であれば、同一規模で、1万8千トン/日の注水量が必要であり、その節水効果は大変高いことがおわかりいただけます。

汚泥再利用 水リサイクル型の設備

逆洗作業によって排出された汚泥と水は一時沈殿槽に蓄えられ、分離後の上澄みのみをph監視の上で排水します。一方、残りの汚泥は堆肥として使えるまですでに分解されているため、弊社敷地内の緑地、樹木へ有機肥料として利用しています。ISO14001のプラスの環境要因としてマネジメントシステムに組み込み、活動しています。これらの成果から、アクアポニックスの研究開発へとステップアップしています。

農業との複合養殖
「アクアポニックス」

研究開発中の「アクアポニックス」は、
すべてを無駄にしない一次産業として
期待が高まる技術です。

「チョウザメ飼育と同時に野菜を収穫!」

「チョウザメ飼育と同時に野菜を収穫!」
  • 飼育水槽とろ過槽をポンプで循環
    (通常循環ろ過)
  • ろ過槽と飼育水槽の間に
    水耕栽培水槽を設置
  • ろ過槽で魚の排泄物が浄化され、
    液肥に変換
  • 施肥することなく
    水耕栽培が実現!
  • 循環型陸上養殖システム 循環型陸上養殖システム
  • ミックスレタス ミックスレタス
  • 空芯菜 空芯菜
  • ミニトマト ミニトマト
  • 小松菜 小松菜
  • ピーマン ピーマン

アピールキャビア・フィッシュの魅力

  • 特徴
  • ムービー
  • 三ツ星食材
  • 料理例

サービス

  • 養殖技術開発
  • 業務販売