基本的なバルブ

グローブ弁 (globe valve)

グローブ弁 (globe valve)

弁箱が玉形で、入口と出口の中心線が一直線上にあり、流体の流れがS字状となります。
流れの方向が変わるとその通路が急拡大・急縮小するので、流体がバルブを通過する際に生じる圧力損失は大きくなりますが、締め切り性能と流量調整のしやすさは優れています。
この締め切りと流量調整は弁体と呼ばれる部品が行います。
グローブ弁の変形としては、弁体を針状にして流量を微量調整するニードル弁、流体の流れ方向を直角に変えるアングル弁があります。


ボール弁 (ball valve)

ボール弁 (ball valve)

弁箱のなかで、孔の空いた球形の弁体が、弁棒を軸に回転して流路を開閉するバルブです。
弁体には、全面球と半面球とがあります。流路が一直線なので全開時には流体抵抗が小さい利点があります。


ゲート弁 (gate valve)

ゲート弁 (gate valve)

弁体が流体の通路を仕切って開閉を行うバルブで、仕切弁とも呼ばれます。
ゲート弁には、ウェッジ仕切弁、パラレルスライド弁、ダブルディスク仕切弁、ベンチュリポート仕切弁の種類があります。
ゲート弁は、流体抵抗が小さい利点がありますが、中間開度で流体にさらされると弁体振動のおそれがあるので、全開または全閉で使用します。


バタフライ弁 (butterfly valve)

バタフライ弁 (butterfly valve)

短円筒状の弁箱のなかで、外周に弁座面をもつ円板状の弁体が、弁棒を軸に回転して流路を開閉するバルブです。
構造上、弁座の締め切りがむずかしいとされていましたが、エラストマやプラスティックの採用と締め切り機構の改良によって、各種の高性能形が開発されてきました。
漏洩形、低漏洩形および無漏洩形に区分されています。
面間を短くできるので、大形弁では経済的です。
ただし、弁体が板状のためウォーターハンマや不平衡トルクが生じやすく、操作には注意を要します。


逆止弁 (check valve)

逆止弁 (check valve)

流体の背圧により、弁体が逆流を防止するように作動するもので、おもな種類には、リフト逆止弁、スイング逆止弁(右図)があります。
その他、偏心式バタフライ弁に似た、バタフライ逆止弁や、半円板状の2枚の弁体をピンで弁箱に取りつけたデュアルプレート逆止弁などがあります。


ダイヤフラム弁 (diaphgram valve)

ダイヤフラム弁 (diaphgram valve)

ダイヤフラムと弁箱とで流路を構成し、前者を後者の内面に押しつけたり離したりして、流量を調整するバルブです。
パッキンがないので、外部漏れを生じませんが、ダイヤフラムの材質によって温度と圧力に限界があります。
フジキンのダイヤフラムバルブ



資料参照・社団法人バルブ工業会